夢日記

二〇一一年一〇月六日

祖母の家に行くと金魚の水槽が四つあつた。其のどれもが水質管理がなつてゐなくて金魚が大好きな僕は其れが許せなくてすぐに水換へをすることにした。 水槽は縦に二つ、横に二つと並んでゐたので先づは縦に二つ並んだ上の水槽を下に降ろす事にした。水槽は三…

二〇一一年九月二三日

僕が働いてゐるキャバクラに戀人と友人のTが來た。僕はTの隣に、他の女の子が戀人の隣に座つて、僕の真向かひが他の女の子、右斜め前が戀人、そして僕の右隣にT、と云ふ形で座つてゐた。暫く皆で軽くお酒を呑み乍和やかに談笑をしてゐた。 途中で僕と戀人が…

二〇一一年九月二〇日

僕達は僕の戀人と、久々に逢ふ知り合ひのRとその彼女との四人で遊んでゐた。Rの彼女とも仲良くなれて、僕の戀人はRと、僕はRの恋人とで盛り上がつてゐた。 だけども戀人とRがあまりにも盛り上がり過ぎて僕とRの戀人を放置状態にして仕舞つたので僕は淋しく為…

ニ〇一一年九月一五日

コームで髪をとかさうと思つた。コームを見ると茶色の毛が沢山絡まりついてゐて(そして僕は黒髪だ)気持ちが悪くなつて髪の毛をとくのをやめて他のふたつの櫛を探すことにした。

二〇一一年六月二一日

僕の躰中のピアスがガタガタに崩れ落ちて仕舞つた。ボールがいくつも取れて、シャフトがないものすらある。右のニップルのピアスを見ると片側だけボールが外れてゐた。他のピアスも確かめる。いくつもピアスが取れてゐる。もう一度右のニップルのピアスを確…

二〇一一年六月一八日

僕は手にDUKEのペンギンライターを持つてゐた。お気に入りのライターだ。銀色に光る其れで火を点けようとしたが、何度試しても火花が散るだけで火は点かなかつた。

二〇一一年四月三〇日

僕は地下鉄丸ノ内線の新宿駅にゐた。其処から地上へ上がる道すがら、友人のK―元同僚で、今は群馬に住んでゐてGWは此方に來るかも、と云つてゐた―に出逢つた。Kが恐らく大学時代の友人と思しき数人と話してゐるところに僕が「☓☓!」とKの渾名を呼びKに抱きつ…

二〇一一年四月二五日

遠くの島で行はれる爬虫類の大きな販売イベントに行つてゐた。其の島がある場所で、師匠のバンドが出るイベントもあり、僕の友人達について行く形でその島に行きイベントを見てゐた。沢山の蛇達がゐて、僕の蛇二匹―コーンスネークのスノーストライプとアネリ…

二〇一一年四月二二日

僕は起きた。Twitterを見る。僕は如何やらベースの音源をアップしたらしく知人数人から「へた」とリプライされてゐて凹んだ。

二〇一一年四月一五日

目の前にフランスパンがあつた。フランスパンの表面には白くて小さいものが何かぷつぷつとついてゐて、よく目を凝らしてみるとそれは米だつた。

二〇一一年四月八日

一階の自室のステンレス製の少し錆びた窓を開けると、一面に満開に広がる桜達がゐた。ぽつりぽつりと、それが何処までも。

二〇一一年三月三〇日

部屋は真暗で(いつも寝る時は暗闇にしてゐる)気付くと布団越しに僕の上に男が馬乗りになつてゐた。叫び聲を出さうにも、恐怖で聲がひとつも出ない。馬乗りになつてゐる男は恐らく見知らぬ男、それだけは分かつた。暫くして、やつと聲が出る様になつた所、…

二〇一一年二月二四日・其の参

僕はシャワーを浴びてゐた。洗顔をしてゐて、ふと、顔面の違和感に気付く。リップのピアスのボールが取れてゐた。此れは困つたな、と思ひつゝ、代はりのボールをピアス容れから探した。リップのピアスは14Gで、14Gのリング用のボールなら沢山あるのにバーベ…

二〇一一年二月二四日・其の弐

昔の戀人に数日前に貸した三〇〇〇円を返して貰ひに行つた。普段なら三〇〇〇円だなんてなんてこともないのだが、今の僕は体調を崩しずつと仕事に行けず、医療費ばかり嵩んで其の日暮らしのお金にも困つてゐたのだ。本当にあいつに返す気があるのだらうか、…

二〇一一年二月二四日・其の壱

僕は繁華街にゐた。道を歩いてゐると、たまたまK姐さんに出逢つた。それから他のバンド友達のKも、偶然に歩いて來て、三人で「おゝ」と云ふ感じになつてゐた。K姐さんのメイクがいつもよりもばつちりだつたので(顔に色とりどりの小さな星のスパンコールが沢…

二〇一一年三月二二日・其の弐

僕のベースの師匠の親友のTから師匠が亡くなつた事を聞いた。あまりにも突然の出來事に僕は放心状態に陥り、只々途方に暮れてゐた。師匠よりも僕の方が必ず先に死ぬと思つてゐたのに、師匠はまだ23なのに、如何してこんなに早く、如何して僕より早く、如何し…

二〇一一年三月二二日・其の壱

僕がお店に出勤すると、沢山の女の子の荷物がなくなつてゐた。皆口々に「私のドレスがない。」「私の靴がない。」「ねえ、私のポーチ見なかつた?」と云ふ様なことを話してゐる。 さうして僕の荷物も無くなつてゐた。ドレスと靴が見当たらなくて、僕はお仕事…

二〇一一年三月一五日

ドラマーが見つからない儘に準備もロクに出來ずライヴの日が來て仕舞つた。僕とコジカはライヴハウスにゐた。他のバンドがライヴをしてゐる最中に抜けだして二人でぶらぶらと歩いてゐた。ある建物に入ると其処には沢山のテーブルがあり、その上には色々な種…

二〇一一年二月二八日

僕は起きる。いつものベッド、いつもの布団、いつもの枕にいつものシーツ。いつも通りに今が何時か分からない。 黒いシーツに精液が数箇所こびりついて乾きゝつて白く為つてゐる。僕は其れを見て溜息をつく。また洗濯しなくちやいけないぢやないか、と思ふ。

二〇一一年二月八日

渋谷駅からルート246をまたぐ立体歩道でKを見つけた。Kはいつもの様な恰好でニットキャップを被り、薄茶色のジャケットを着てだぼだぼのジーンズを穿いてゐた。Kは僕の少し前を歩いてゐて、僕は急いでゐた。スタジオの時間に遅れてゐたからだ。 Kかな?と思…

二〇一一年二月六日

シャワーを浴びてゐた。僕の足が見える。 ペディキュアが塗られてゐなかつたので少し不思議に思つた。

二〇一一年二月一日

僕は母とHと3人の男と住んでゐた(その内二人は現実世界での僕の友人でもう一人は坊主頭の見知らぬ男だつた)。Hは僕に優しかつたが、母や男達は僕によそよそしく、そして同時に冷たかつた。僕はH以外とは殆ど会話がなかつた。ある日Hが僕に「蜜仔さんは今日、…

二〇一一年一月二七日

実家の近所の家ではドーベルマンを飼つてゐた。其のドーベルマンはとても大きく凶暴で既に何匹か近所の犬を嚙んで滅茶苦茶にしてゐた。 近頃其のドーベルマンが放し飼ひにされてゐて、僕の家の近所をもうろついてゐたので僕は心配してゐた。ある日勝手口を開…

二〇一一年一月二二日

暗闇の中赤外線ランプの光で赤く照らされた蛇の飼育ケージが3つ並んでゐる。左から順にカピス、No.3、リコリスだ。 カピスは随分太く大きく為つて餌を食べた直後の様にお腹の辺りが膨れてゐた。立方体の硝子ケージの中では狭いくらゐに大きく為つてゐたし、…

二〇一一年一月一七日・其の弐

師匠のバンドのライヴに行つた。初めて行く其の会場は大きな建物の中にあつた。其処で僕は偶然高校時代の友人Aに遭遇した。如何やら彼女も僕と同じく師匠のバンドを観に來たらしい。数年ぶりの偶然の再会に興奮して僕等は会話をする。取り留めもない会話。長…

二〇一一年一月一七日・其の壱

僕はベッドの上で目を覚ました。其処は知らない場所だつた。酷く眩暈がする。瞼もロクに開かないし、視界がチカチカしてまともに物も見へない。 隣に男がゐた。見知らぬ男だつた。男は僕を抱き抱へ「大丈夫?」と問ひかけた。其処は広い部屋で何人もの男女が…