二〇一一年二月二八日

僕は起きる。いつものベッド、いつもの布団、いつもの枕にいつものシーツ。いつも通りに今が何時か分からない。
黒いシーツに精液が数箇所こびりついて乾きゝつて白く為つてゐる。僕は其れを見て溜息をつく。また洗濯しなくちやいけないぢやないか、と思ふ。